大塚未子(1902〜1998)は、文化服装学園で洋裁を学んだ後、その技術を和服に導入、機能的で斬新なデザインのモンペスーツ、二部式着物、着物コートなどを次々発表。 また、着物学院長としての著書も沢山あり、その道のパイオニアとも言える存在です。 この作品は、日本橋高島屋にて母が求めたものです。 生地は草木染めホームスパン(全体の色目は、日本の色でいう柿茶色) お襟も一般的なへちまカラーではなくスタンドカラー。 切り替えラインもおしゃれです。 私自身、譲り受けて10年余り、着用季節が限られるため2度しか袖を通していません。 軽くて暖か、着心地も抜群です。 いまでは、大塚未子さんの作品はあまり現存しているとは思えず、着物通の方にはその良さがお分かりいただけるのでは？と思います。 残念ながら、私自身、今後着用機会はないと思われますので、大切にしてくださる方にお譲りします。 ただ、長きに渡りタンス保管していました。 汚れ、傷みはありませんが、以上をご理解の上お求めください。 サイズ 着丈　　　　　襟下から８３センチ 裄丈　　　　　６８センチ 前幅　　　　　下前、上前とも３７センチ 後ろ幅　　　　５６センチ